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日本モルック選手権2026振り返り①もっと盛り上がるべき大会!最高の"食材"を残さず食べきるためのアイデア集【コラム・協会へ提出用】

全国のモルックファンの皆様おはようございます。全国モルックカレンダーの編集チームに所属しているカクシトイスタ貝塚です。

先日2026/6/7、2回目の開催となる日本モルック選手権2026 本戦が終了しました。結果などは以下記事のとおりです。

blog.jajapatatas.com

今大会は前年に続き悪天候の中開催され、無事終了したのはちょっとした奇跡と言って良いレベルでした。中止になりかねない雨風になったタイミングが何回かあったくらいです。

そんな日本選手権について、予選や出場枠の対象大会も含めてふりかえり、およびより良い大会になるためのアイデアを提案していきます。

表彰式は急きょ選手用テントで行われた。モルックカレンダーのSNSを手伝ってくれた、えつさん撮影

自配信アーカイブのスクショ。優勝のクマザキ選手以外はベスト8が総入れ替えとなった

コラム概要

今回に関してはかなり量が多くなるので、以下のように2回に分けて公開します。

  • ①情報公開、SNS展開、配信など「選手の熱量に応える大会の盛り上げ」について
  • ②レギュレーション、予選・本戦ルール、代表選考など「最高峰個人戦のあるべきシステム」について

まずは1回目として、選手権に関する情報公開や、SNS、動画サイトへのコンテンツ供給について考えていきたいと思います。

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前回大会後に書いた記事

blog.jajapatatas.com

※正直いうと↑に書いた内容の繰り返しが多いですが、「今も同じ課題が残っているんだ」ということを知ってもらいたいので改めて書いていきます。

今大会が無事で終わったのは本当にすごい

当日現地にいた方なら分かると思いますが、舞洲は朝から雨が降り、砂というかむしろ「沼」となったフィールド、さらに午後からは前年を彷彿とさせる強い風も加わり、大会の継続自体が心配になるほどのコンディションでした。

そんな中でも、なんとか終わることができ試合が成立したのは日本モルック協会による運営にほかなりません。朝からのグラウンド設営や、イベント用の頑丈なテントを参加者向けに用意してくださり、休憩するスペースがあり、プレーの集中をサポートしていたと思います。大規模大会の運営経験値に関してはさすが協会だと感じました。

自配信アーカイブのスクショ。3位決定戦はすっかり「沼」溶かしたフィールドで行われた

「公式のコンテンツ」が一番ちゃんとしてほしい

私は前回に続き、日本選手権の本戦は現地で観戦、配信、(その実雑談ですが)取材をしてきました。あわよくば選手としても行きたかったですが、観戦の立場でも十分に楽しく、かつ、大舞台の緊張感と戦う選手たちにはリスペクトの思いが生まれます。

本戦だけでなく、予選から選手権というコンテンツの力は強大で、誰が切符を獲得するのか、他地方を通過したこの方は誰なのか、ジャパンOPや日本大会を勝ち切符を獲得するのは誰なのか…ファンが気になるニュースが半年以上の長期間出続けることになります。

こうした「でっかい祭り」の面白さを伝えたい!ということで、全国モルックカレンダーでは前年よりも更に日本選手権と予選レースに関する情報の収集を続け、本戦に進む選手についての紹介を進めてきました。また、関東予選と本戦は現場でライブ配信を行い、その熱気と他にはない独特の緊張感を出来る限り伝えてきました。

本戦に関しては、他にも選手や観戦者による配信が行われ、多くのプレーを見る環境ができ、日本選手権に対する注目度が更に高まったんだなという実感が湧きました。

ただ、言ってしまうと「こういう発信は公式が一番ちゃんとやってほしいし、公式が一番観られている状態」にして欲しいとずっと考えています。

自分がやっている情報展開や配信などについては、個人でこのくらい出来るのだから公式にもこれ以上の量や質でやってほしいと思いながら続けています。

日本選手権は「最高の食材」だけど、今はそのほとんどが「食べずに捨てられている」

上に書いたように、日本選手権は超面白い大会です。プレー内容もそうですが、勝利・敗北が決まったときの選手の表情や正直な感情を映すのは生々しく残酷ですが、それだけ真剣に向き合ってきたことが伝わるシーンです。

そんな選手権のコンテンツを食材に例えると、正直その半分以上は食べられることなく捨てられてしまっています。折角大間から本鮪を買ってきたのに、美味しい部位をさばかずに捨ててしまっているような、スイカを切って配ったのに先っぽの甘いところだけ食べて残りは捨ててしまっている、そんな状況に近いと思います。

モルックが普及するためには「観る専」増加が鍵

日本におけるモルックは、関係者全員の想像を超えるペースで普及し、プレーヤーが増加しています。

そんな中で個人的に、ここから更に普及するためには、プレーヤーだけでなく、試合観戦がメインとなる「観る専」が生まれる必要があると思っています。

なので、余す所なく食べ尽くし、全国のモルックファンのお腹を満たすための、情報展開に関するアイデアを書いていきます。

モルックファンが満腹になるためのアイデア集

出場者の情報をくわしくする

地方予選を突破した選手についての情報が少ないです。SNSに公開されるのは通過した選手の集合写真のみの認識です。

  • 選手ひとりずつの写真を撮って公開する
  • 選手の名前を公開する
  • 選手の所属チーム・団体などを追加情報として公開する
  • 選手からの「ひとこと・意気込み」をもらって公開する

ありそうな反論とそれに対する返答

  • まだ本戦に行くかは確定してないから…
    • それを言ったら何も情報公開できなくなると思うので、「本戦出場見込」として公開していいはず。何の情報もないという状況の方がまずい。
  • 氏名を公開するのは…
    • だったらニックネームで扱って欲しい。自ら氏名にこだわった結果SNSに公開できない、というのは本末転倒。と言う割には代表内定者やビーチの順位表はバンバン氏名が出ているので、基準がよくわからない
    • モルックコミュニティは現状ニックネームの方が氏名よりも認識されている
    • 氏名とニックネーム併記でもいい(逆にダメな理由が知りたい)
  • チームは公認団体じゃないと書きづらい…
    • どういったところで活動しているのか、選手の背景やストーリーは観戦するうえで選手に感情移入できる重要な情報であることを認識してほしい

地方予選から配信する

本戦だけでなく地方予選もライブ配信や録画のアップロードで試合の模様を公開してほしいです。

ありそうな反論とそれに対する返答

  • 配信をするコストが…
    • 本戦と同じレベルのクオリティでなくとも良いので、本戦に向けた練習としてやってほしい。そう考えると地方予選は絶好のリハーサル機会
    • 協会による本戦の配信をみると、そういった経験値を積む必要があると感じた

私自身も録画からライブ配信をメインにして1年ありませんが、やるたびに改善点が見つかり、次の配信でそれを解決し、また新しい問題があり…というサイクルを進めています。ぶっつけで大舞台の配信をするのは、正直トラブルがあって当然です。

自配信アーカイブのスクショ。地方予選の模様も本戦に向けたストーリーを補強する

本戦は第1試合から配信する

本戦に関しては予選の第1試合からライブ配信を行ってほしいです。本戦レベルともなれば最初の試合からハイレベルになることは間違いなく、また、配信試合の数が多くなることで、地元から応援している方にとっては目当ての選手が登場するチャンスが増えます。

(過去の公式大会のように)必ず実況・解説などを用意する必要はそこまでないと考えています。そういった点はプラスアルファの部分なので、まずは試合が映っていること、その次にスコア表示、音量調節、コメント対応、概要欄にスプレッドシートのリンクを貼る、実況解説…といった優先度を決めて少しずつ配信のクオリティを上げていけば良いと思います(各モルックチャンネルはいずれもこの流れで進んでる)

なんなら選手権は代表内定者が出る準決勝やその前くらいがかなり重い試合になるので、「みんなが観たい試合が何か」を元に計画してほしいと思います。

ありそうな反論とそれに対する返答

  • 運営作業が多く配信に割けない
    • 大会の注目度を考えると配信やSNSへの情報展開に関する専任のスタッフを配置して良い段階になってきている
  • 配信のセッティングが大変
    • 公式配信については、既存のコートとは別に特定のコートを配信専用コートに指定し、注目のカードについてはそのコートで試合をしてもらう、という形を取ることで対応可能
    • 配信コートを固定すればスポンサーバナーなども見せることができる
    • eスポーツやカードゲームの大会などで採用している形式

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出場権に関わる試合を配信する

ジャパンOPや日本大会については、決勝に関しては公式からのコンテンツ供給がありますが、選手権の目線で言うと(2位以上で本戦出場が内定する)準決勝の模様も需要があるコンテンツなので、全国レクやビーチシリーズなども含め、選手権に関わる重要なシーンは配信、または録画での投稿があって欲しいです。

コミュニティ側を制限するのであれば、公式のコンテンツはその分充実するべき

ちなみにですが撮影を申請した者向けに、1週間前となる6/1に協会から連絡があり、「選手の皆さまの競技環境の公平性を確保する観点から、撮影クルーによる撮影はコートエリア外から行っていただきますようお願いいたします」「撮影クルーによるコートエリア内からの撮影は認めておりません」といった通告がありました。

当初計画しているよりも離れた場所から撮影せざるを得なくなり、一度は現地に向かうのを断念しかけました(いわゆるガチ萎え。結局行ってよかったのですが)。事前に申請した我々と、当日申請した方が同じ条件なのも少しですが疑問があります。

また、コミュニティによる配信や撮影に制限を与えるのであれば、その分公式が積極的に情報公開や広報の量を増やすべきであり、(天候のこともあり仕方ない部分もありますが結果的に)そこまで増えた印象がなく残念でした。

決勝と3位決定戦は同時に行わない、1試合ずつ行う

決勝と3決はいずれも重要な意味を持つ試合なので、できれば1試合ずつ行いどちらも配信ができる状態が理想です。

ただ現状のスケジュールだと同時にやらないと間に合わないのは明確です。その点も合わせて次回のコラムで「より少人数で本戦をやる」ことを提案します。

誰が本戦に出場するのか明確にする

公式からの情報だと、結局誰が本戦に出場するのかわかりません。各地方大会や対象オープン大会の結果から推測はできるのですが、「推測しなければならない」状況はそもそも謎であり、はっきりと分かる状況にすべきです。

確定はしていない、といえばそうですが、結局ほとんどの選手は本戦に参加するので、参加見込とか内定とかの言葉を用いれば良いし、辞退になったときは別途その旨をアナウンスすればよいと思います。選手にとっては本戦に自分が行くことが公開されるのは名誉であることは間違いありません。

協会HP内の大会ページに、「今出場権を持っている選手一覧」は少なくとも常に閲覧できる状態で記しておくべきです。

繰り上がりがあったときは告知する

本戦の名簿が出たとき、そのタイミングで初めて「地方予選の次点選手による繰り上がり出場」が複数件あることがわかりました。

これは私がちょっとした「ネットストーカーになりかけているモルックオタク」であるから辛うじてわかったことであり、危うく「出場内定者による辞退・キャンセルがあったこと」「次点選手が繰り上がり出場になったこと」という事実が認識されないまましれっと本戦が始まり終わるところでした。

観戦側の目線で言うと、繰り上がりというのはストーリーとして見たときに「超面白い出来事」であることは間違いありません。地方予選で一度は敗れたものの、その後の順位決定戦で腐らずプレーした結果、(運が良かったと言えばそれまでですが)復活のチャンスがやってきた、というのはナラティブとしても大きな価値を持ち、選手権がより面白くなる要素となります。

こうした面白い出来事が紹介されず流されてしまうのは非常にもったいないと言えます。

また、出場者の変更(辞退や繰り上げなど)に関するアナウンスを明確に公開するのは、「大会の透明性」という意味でも大切です。基本的には考えられませんが、大会に不正がないことの証明にもなるので、こうした情報公開は競技性の面でもあるべきです。

まとめ

個別のトピックに関して書きましたが、ひっくるめて言いたいことは以下の2点です。

  • モルックやモルックコミュニティ、選手にもっと興味を持って欲しい
    • 参加するプレーヤーや各地のチームや団体、コミュニティ大会の盛り上がりや動向などに対する興味があれば、おのずとそれを紹介したい!こういうバックグラウンドがある選手を紹介したい!というモチベーションが生まれるはずなので、まずはモルックや競技モルックを面白がってもらうのが先なのかなと思います。
    • 各地のコミュニティで開かれている大会や練習会に来て、その熱量を感じて欲しいです。
    • ということを(トラブルで参加できなかった)プレーヤーミィーティングで話したかったのですが、そういえば第2回って…?
  • 選手権のやってます感を大事にしてほしい
    • 裏での作業や準備をしていることはもちろん理解していて、それが大変だということもわかっていますが、外側からは公開された情報しか感じることができません。
    • 小さな情報でも良いので選手権に関する情報を日々SNSに投稿し、選手権に向けて動いているんだ、どこどこの地方予選が来週あるんだ、とモルックファンの興味をひくような動きを見せてほしいです。
    • 私が別で行っているリーグ戦については、全ての試合の結果や前日のアナウンスを欠かさず行っています。個人レベルでもこうした情報展開は可能です。

このコートは制限により5m以上離れた場所から撮影しているが、いろんな現場で配信を練習した甲斐あって割とキレイに撮れた。コメントの画面表示とかもかなり調整したな~