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【出場チーム紹介♯9】直前結成の「奇遇」から頂点へ。安定感と独創的な技術が融合する、なのぽ(「Mölkky Mania THE FINAL」出場チーム特別連載) #PR

ℹ️本記事について

本記事は2026年3月22日開催の「Mölkky Mania THE FINAL(モルマニファイナル)」特別企画として、大会運営のMölkky Mania様から寄稿いただいた内容を掲載しています。

2026年3月、各地の王者が一堂に会するMölkky Mania Presents 2025 FINAL CHAMPIONSHIP。今回スポットを当てるのは、6月に開催されたMölkky Mania Kawasaki -OPEN- season.4-2で見事優勝を飾ったチーム「なのぽ」です。

チーム名は、メンバーであるなのかさんとひろぽさんの名前を組み合わせたシンプルなもの。しかし、その結成の経緯は非常にドラマチックです。大会直前、なのかさんがX(旧Twitter)で「誰か一緒に出ませんか」と“ゆるぼ”した投稿に、ひろぽさんが応えたことで急遽誕生し、前日にエントリーしたこのチームは、初結成でありながら並み居る強豪を退け、優勝という最高の結果を手にしました。

本記事では、キャリアもスタイルも異なる二人が、いかにして最高のチームワークを築き上げたのか。2人の言葉から、その核心に迫ります。

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1. 「周りの人が好き」という想いが紡ぐ安定感:なのか(笹原菜乃花)

モルック歴4年半(2021年7月〜)を誇るなのかさんは、若くして豊富な経験を持つ実力者です。彼女がモルックに出会ったのは高校生の時。テレビ番組で「さらば青春の光」の森田さんが紹介しているのを見て興味を持ち、大学1年生の時に地元の友人とプレーしたのが始まりでした。

交流の輪を広げる原動力

なのかさんが競技を続けている最大の理由は「人が好き」という純粋な気持ちにあります。「大会で出会う人と一緒にチームを組んだりして、どんどん輪が広がっていくのが面白い」と語る彼女にとって、今回のひろぽさんとの結成も、その社交性が引き寄せた一つの縁でした。その実績は華々しく、2025年世界大会ベスト32進出など確かな実力を証明し続けています。

フェイントの快感と「一人練習」のこだわり

小学校でサッカー、中学校でバレーボールを経験してきた彼女ですが、一貫しているのは「パワープレイよりも小技(フェイント)が好き」という点です。サッカーでのフェイントや、バレーでのスパイクと見せかけたフェイントなど、相手を揺さぶるプレイに魅力を感じており、それはモルックにおけるふわりやカッサなどの小技にも通じています。

また、彼女の練習法は非常にストイックかつ独特です。世界大会などの大きな大会前には、学校の行き帰りにある公園で、スキットル2本とモルック棒だけを持って一人で練習に励みます。ただ当てるだけでは飽きてしまうため、最終的には「一日に一回投げるかどうかの変な小技」を遊び心を持って練習し続けることで、勝負所での冷静さと独創的な投擲を養っています。

2. バスケットボールの指先に宿る精密な狙撃:ひろぽ(佐藤裕和)

【所属チーム:天叢雲】

モルック歴6年、2023年世界大会9位などの実績を持つひろぽさんは、バスケットボールと陸上競技(中距離)の経験を背景に持つアスリートです。

敗北から始まった真剣勝負への道

彼がモルックにのめり込むきっかけとなったのは、初めて出場した個人戦大会での出来事でした。初戦で強豪の佐々木親子と対戦し、あと12点を取れば勝ちという場面まで追い詰めながら、そこから3ミスをして逆転負けを喫してしまいます。「これほどの相手にここまでやれた」という自信と、「あと一歩で勝てなかった」という強烈な悔しさ。この両方が、彼を真剣な練習へと駆り立てました。

シュートの感覚が生んだ「ステップ投法」

ひろぽさんの投法には、バスケットボールの技術が色濃く反映されています。「バスケのシュートの、中指と人差し指の二本でボールを放つ感覚が、モルックの棒を投げる感覚と非常に似ている」と言い、その指先の感覚こそが彼の精密なコントロールの源です。また、代名詞とも言える「ステップ投法」は、3〜4年前に足を怪我した際に、固定して投げる踏ん張りが効かなくなったことをきっかけに、勢いを利用するために編み出した工夫の産物です。

「ゾーン」に入るほどの深い集中

決勝戦では3セット先取で3つの上がり目を全て決めたひろぽさん。「決勝の2つ目の縦投げは覚えているが、他の上がり目は全然覚えていない。覚えていない時ほどいい形で集中できている」と振り返ります。この没入感こそが、大舞台での強さを支えています。

クッブの経験が活きた「縦投げ」の脅威

ひろぽさんはもう一つの投擲競技である「クッブ」の練習も積んでおり、そこで磨かれた技術をモルックの盤面に合わせて転用しました。特に手前に狙えるスキットルがなく、遠くの密接したピンを狙わざるを得ない状況では「縦の遠投」をします。クッブで7~8mの縦投げを普段からしているからこそ、モルックでも躊躇なく狙えるところに強さがあります。

いざ、FINAL CHAMPIONSHIPへ!

3月のファイナルに向けて、二人はそれぞれの想いを胸に秘めています。

なのかさんは「力まず、楽しみながら勝ち進みたい」と、自然体で挑む姿勢を崩しません。「学生生活最後の年なので色々な地域に遠征して、世界大会ではベスト16以上をとる」という目標に向け、このファイナルはその重要な試金石となります。

ひろぽさんは「なのかちゃんの足を引っ張らないように、チームワークをもって一戦一戦全力を尽くす」と、ベテランらしい謙虚さと闘志を見せます。「健康第一」を今年の目標に掲げつつも、肩や肘の痛みを管理しながら、再び「ゾーン」に入るようなプレーを再現することを誓っています。

直前のSNSでの募集から始まった、まさに「奇遇」な物語。

しかし、その優勝は偶然ではなく、確かな技術と深い集中力が生んだ必然の結果でした。

全国の猛者が集うファイナルの舞台で、「なのぽ」の二人がどのような化学反応を見せてくれるのか。その瞬間を、私たちは見逃すわけにはいきません。

取材・文:Mölkky Mania 永濵侑

Mölkky Mania X(Twitter)

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